信用情報・ブラックリスト / 用語

信用情報のスコアとは?CICの参考情報の見方と点数の扱い

この記事のもくじ
  1. 信用情報のスコアとは|CICのクレジット・ガイダンス
  2. 指数の算出に使われる5つの項目
  3. 指数アップのヒント|CICが示す480と690の比べ方
  4. 点数が出ない場合
  5. 点数の扱い|参考値として使い、他人に見せない
  6. スコアを確認する手順

信用情報の「スコア」として広く知られているのは、CICが開示のときに案内するクレジット・ガイダンスの指数です。200〜800の3桁の数字で、クレジット契約の取引事実だけから計算されます。ただし、これは審査の合否や会社が付ける点数ではなく、自分の記録の状態を知るための参考情報です。この記事では、点数の意味、読み方、出ない場合、扱いの注意を整理します。

信用情報のスコアとは|CICのクレジット・ガイダンス

CICは、保有する信用情報を分析して指数を算出し、その指数に大きく影響した取引事実を算出理由として添えて、本人に提供しています。これがクレジット・ガイダンスです。

  • 指数の範囲は200〜800です。
  • 計算に使うのは、クレジット契約の取引事実だけです。年齢、年収、勤務先などの属性情報は使いません。
  • 算出理由は、影響が大きい順に最大4つが表示されます。未入金がないことによるプラスの影響のように、良い点も示されます。
  • 本人が開示を申し込むとき、希望すれば追加の手数料なしで見られます。

「信用情報のスコア」を調べる人の多くは、点数が高ければローンに通る、低ければ通らない、という仕組みを想像しています。実際は、この指数を会員会社が審査で見る参考情報のひとつとして扱うだけで、通る点数の線は公表されていません。審査は、あなたの返済の記録、申込み時の収入や借入れの状況、会社の基準などを合わせて行われます。審査全体の仕組みはブラックリストとは?信用情報に載る条件・期間・影響の全体で扱っています。

なお、この記事で扱う点数はCICのものです。JICCとKSCの報告書にどのような欄があるかは、各機関の見方の資料で確かめてください。

指数の算出に使われる5つの項目

CICによると、指数は次の5つのカテゴリーを組み合わせて算出されます。

早見表:指数の算出に使う5つのカテゴリー
カテゴリー CICの説明(見ている項目)
支払状況 「請求額」や「入金額」などから、請求に対する支払状況を確認する
残高 「残債額」などから、残高の大小を確認する
契約数 クレジット情報の件数から、これまで保有した契約の数を確認する
契約期間 「契約年月日」から現在までの契約期間を確認する
申込件数 会員会社からの「照会件数」をもとに、新規契約の申込件数を確認する

CICは、算出に使った項目の割合を円グラフで示しています(2026年10月23日にCICのページで確かめた数字)。数字は、支払状況が36.5%、残高が31.8%、契約数が13.6%、契約期間が13.6%、申込件数が4.5%です。これは使った項目の構成比で、計算式や、それぞれが点数を何点動かすかは公表されていません。しかも、CICは指数がこれらの項目以外の情報も使って複合的に算出されると断っています。実際にどの取引事実が効いたかは、算出理由の最大4つで確かめられます。

算出理由の読み方は3つのステップです。

  1. 理由の件数を数える:4つ出ていれば、上位の4つが表示されています。
  2. 「プラスの影響」と書かれた理由を分ける:CICの回答例は「未入金がないため、指数にプラスの影響を与えています」です。プラスと書かれた理由は続けたい点、そうでない理由は見直したい点として、色を変えてメモします。
  3. 自分で動かせるものを選ぶ:引き落としの遅れを防ぐ、カードキャッシングの残債を減らす、新規の申込みを重ねないなど、行動で変えられる項目に絞ります。

指数アップのヒント|CICが示す480と690の比べ方

CICのページには、指数「480」の人と「690」の人の特徴を並べた例があります。CICは、これらの数値は参考値だと断っています。自分の記録のどこを見ればよいかの手がかりになります。

見る項目 指数480 指数690 CICのヒント
すべての請求に期日どおり支払った人の割合 35.3% すべての人 請求の期日を守って支払う
極度額(利用上限)に対する利用の割合(平均) 27.1% 3.5% カードの使いすぎに注意する
カードキャッシングの残債額(平均) 115,000円 1,000円未満 キャッシングの使いすぎに注意する
クレジット契約の期間(平均) 5年 15年 健全な利用を続け、契約期間を長くする

この表から読み取れるのは、点数の差が「1回の遅れ」だけでなく、日々の使い方の積み重ねに出ているということです。ただし、480の人の35.3%は期日どおりに払っている、とCICが書いているとおり、期日どおりでも480の人はいます。支払いだけでなく、利用枠の使い方や契約の長さも見られています。

点数が出ない場合

次のような場合は、指数が算出されないことがあります。そのときは、開示報告書のクレジット・ガイダンスのページに、指数が算出されない旨が表示されます。

状況 理由
クレジット契約が、契約から6か月未満のものだけ 取引の実績が少ないため
登録されている契約が、返済状況が「異動」のものだけ 異動の契約しかないため
電話番号など、お客さま情報が最新になっていない 本人を特定する情報が古いため

「点数が出ない」ことは、評価が最低という意味ではありません。たとえば、クレジットカードを作って間もない人や、昔の延滞の記録しか残っていない人は、この表示になることがあります。異動の意味と消えるまでの期間は信用情報の「異動」とは?記録される条件と消えるまでの期間に整理しています。

点数の扱い|参考値として使い、他人に見せない

指数と算出理由は、あなたが申込みや契約をした会員会社のうち、このサービスを使っている会社にも提供されます。会員会社が使えるのは与信審査の目的に限られます。提供を望まない場合は、CICのサイトの「クレジット・ガイダンス第三者提供停止/解除」のページから、停止を選べます。インターネットでの手続きは無料です。停止できるのは指数と算出理由の提供だけで、信用情報そのものの会員会社への提供は止められません。停止の申込みをCICが受け付けると取り消せないため、解除には別の手続きが要ります。

扱いには3つの注意点があります。

  • 審査の結果ではない:CICは、審査の結果や理由を機関では答えられないと案内しています。点数が高くても低くても、通るかどうかは申込先の判断です。
  • 他人に安易に見せない:CICは、信用情報やクレジット・ガイダンス情報を第三者に安易に提供すると不測のトラブルにつながるおそれがあるとして、慎重に扱うよう呼びかけています。指数も同じ報告書に載るので、勤務先や不動産会社に求められても、渡す前に何のために必要かを相手に確かめます。
  • 「点数を上げる」とうたう業者に近づかない:記録は事実の登録なので、お金を払って点数を書き換えることはできません。事実と違う記録があるときだけ、登録元の会社に訂正を頼みます。

スコアを確認する手順

クレジット・ガイダンスは、CICの開示を申し込むときに希望を選ぶだけです。

  1. 開示の方法を決める:インターネット開示は500円で、受付は毎日8:00〜21:45、報告書をその場で見られます。郵送開示は1,500円(コンビニで買う利用券は1,650円)で、受付状況によっては日数がかかります。最新の受付状況は信用情報の開示のやり方|CIC・JICC・KSCの申込み方法と手数料で確かめられます。
  2. 申込み画面で、クレジット・ガイダンスを希望に選ぶ:希望を選んだ場合に、報告書で指数と算出理由を見られます。
  3. 報告書のクレジット・ガイダンスのページを開く:指数と算出理由を見ます。
  4. 算出理由をメモして、同じ報告書の入金状況と照らし合わせる:どの契約が効いているかが分かります。

CICの開示の具体的な手順はCICで信用情報を開示する方法に、報告書全体の読み方は信用情報の見方|開示報告書の「異動」や返済状況の読み方に書きます。

よくある質問

Q. 何点以上なら、審査に通りますか?

通る点数の線は公表されていません。会員会社の審査は、信用情報や自社で集めた情報を含めて総合的に行われるので、指数だけで結果が決まることはありません。点数は、自分の記録の状態を知る参考として使います。

Q. スコアは手数料を払って別に申し込むのですか?

開示の申込みのときに、クレジット・ガイダンスを希望すると選べば、追加の手数料はかかりません。開示の手数料そのものは、インターネットで500円、郵送で1,500円(コンビニで買う利用券は1,650円)です。

Q. 点数の提供を止めると、不利になりますか?

指数と算出理由は、あなたが申込みや契約をした会員会社に提供される仕組みで、CICのサイトのインターネット手続きなら停止も解除も無料です。ただし止められるのは指数と算出理由だけで、信用情報そのものの提供は止められません。止めたことで審査の結果がどうなるかは、会員会社の判断なので、機関は答えられません。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

CICで信用情報を開示する方法|インターネットと郵送の手順

信用情報の見方|開示報告書の「異動」や返済状況の読み方

信用情報の「異動」とは?記録される条件と消えるまでの期間

ブラックリストとは?信用情報に載る条件・期間・影響の全体