カードローンの返済方法|ATM・振込・口座引き落としの違い
カードローンの返済方法は、インターネット返済・口座振替・ATM(自社と提携)・スマホATM・銀行振込の5つが主です。インターネット返済は手数料0円と案内する会社(アコム・プロミス)があり、提携ATMは1回ごとに110円か220円、銀行振込は振込手数料が利用者の負担になります。一方で、返済日に間に合うかどうかは「どの方法が早く反映されるか」より、「期日の何日前に動くか」で決まります。この記事では、方法ごとの違いを表で比べ、返済日の数え方、返し忘れを防ぐ設定、端数や完済のときの注意点を順に示します。会社ごとの細かい条件は、末尾で公式ページの見る場所を案内します。
返済方法ごとの手数料と向く場面
大手3社(アコム・プロミス・アイフル)の公式ページを2026年10月23日に確かめた範囲で、方法ごとの違いを表にしました。会社ごとに用意されている方法や条件は違うので、実際に使う前に契約先の最新の案内で確かめてください。
| 返済方法 | 手数料の目安 | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| インターネット返済(会員ページ・アプリ) | 無料(アコム・プロミス) | 土日祝・夜間に払いたい。端数まで払って完済したい | 操作できない時間帯(メンテナンス)がある |
| 口座振替 | 無料(プロミス) | 毎月の返済日に自動で払いたい。返し忘れを防ぎたい | 残高不足だと引き落とされず、再引き落としはない(アコム・プロミス)。アコムは3回連続で引き落とせないと口座振替が止まる |
| 自社ATM・グループ銀行のATM | 無料(アコムATM、プロミスは三井住友銀行ATM) | 近くにあり、手数料をかけたくない | 営業時間や設置場所が限られる |
| 提携ATM(コンビニ・銀行) | 取引額1万円以下110円、1万円超220円(税込) | 外出先で現金で払いたい | 硬貨が使えず千円未満の端数が払えない。ATMごとに使えない時間帯がある |
| スマホATM(セブン銀行・ローソン銀行) | 各社の案内で確かめる | カードを持たずにコンビニで払いたい | 会社のアプリが必要。対応する銀行が限られる |
| 銀行振込 | 振込手数料は利用者負担(金融機関で異なる) | 端数まで払って完済したい。口座振替やATMが使えない | 振込先は会員ページで確かめる。反映の時間帯は会社の案内を見る |
提携ATMの手数料が110円と220円になるのには、法令上の理由があります。貸金業者の貸付けでは、ATMの利用料が利息とみなされない範囲は、取引額1万円以下で110円、1万円超で220円(消費税等を含む)までと決められています(貸金業法施行令3条の2の3)。この額を超える手数料は利息として扱われ、利息制限法の上限に収まっていなければなりません(利息制限法6条)。
手数料の積み重ねは、回数が多いほど目立ちます。筆者の計算では、毎月1回、1万円を超える返済を提携ATMで払うと、220円×12回=2,640円です。口座振替かインターネット返済に切り替えれば、この分は減らせます。
返済日の数え方と、遅れを防ぐ時間の使い方
返済日の決め方は会社ごとに違い、ここを取り違えると、払ったつもりが期日に間に合っていないことが起きます。公式の案内では次のような違いがあります。
- アコム:「35日ごと」か「毎月指定日」を選びます。35日ごとは、借入日の翌日から数えて35日目が期日で、期日までに追加で借りても期日は延びません。毎月指定日では、指定日の15日以上前に入金すると前月分の追加入金として扱われ、その月の期日は更新されません。
- プロミス:返済期日を5日・15日・25日・末日から選びます。前回期日の翌日から今回期日までに返済すると、次の月の期日に更新されます。
- アイフル:「約定日制」は約定日を含む21日間(約定日の20日前から)の間に入金します。期間より前に入金すると一部繰上返済の扱いになり、その月の返済は別に必要です。「サイクル制」は前回支払日の翌日から35日後が期日です。
3社に共通するのは、期日が土日祝日や年末年始などの休業日なら翌営業日になる点です。ただし、翌営業日に回る扱いを前提に、ぎりぎりの日に払うのは避けます。また、払った後に、アプリや会員ページの残高・次回返済日へ反映されるまでの時間は方法で違い、アイフルは、口座振替の分は引落日から3〜5営業日かかると案内しています。表示が変わらなくても、すぐに未払いとは限りませんが、不安なときは明細で入金を確かめます。期日当日の夜に入れるのではなく、期日の前営業日までに入れる使い方が安全です。
返済日の決め方で迷うときは、会員ページの「次回返済日」「返済予定日」の表示を見て、契約書の返済日の欄と合わせます。毎月の返済額が決まる仕組みはカードローンの返済シミュレーション|残高スライド方式の計算で扱っています。
返し忘れを防ぐ設定の仕方
返し忘れの多くは、返済日を覚えておく方式が崩れたときに起きます。次の設定を、できるものから入れてください。
- 口座振替に切り替える。引き落とし口座には、返済日の前日までに返済額以上を入れておく
- 会社の通知メールを使う。アイフルは、返済日の3日前などに知らせる「aiメール」(無料)を案内している
- カレンダーとスマホのリマインダーに、返済日の3日前と前営業日の2回を入れる
- 給料日の翌営業日に、返済額を別の口座に取り分けておく
- 返済日を、給料日の直後に変えられるか契約先に聞く(変更の手続きと条件は会社で違う)
口座振替には落とし穴もあります。口座の残高が足りず引き落とせなかったとき、アコムとプロミスは再引き落としを原則しないと案内しています。この場合は、インターネット返済・ATM・振込など別の方法で、自分から払う必要があります。プロミスは、期日に引き落とせず当日中の入金も確認できないと、原則として遅延利息が発生すると案内しています。払えないと分かった時点で、連絡のしかたはカードローンが返せないとき|延滞の前に業者へ相談する順番の手順を使ってください。
端数・充当の順番・完済のときの注意
千円未満の端数。 ATMは硬貨を扱わない場合が多く、千円未満は入金できません。アコムとアイフルは、ATMで払えない端数は「無利息残高」として残ると案内しています。残ったままでも利息は付きませんが、完済の手続きは終わらないので、最後はインターネット返済や振込で端数まで払います。
完済のときの金額。 完済金額は、残高に、そこまでの利息と、借入時のATM手数料や遅延利息などを足した額です。残高だけを払っても、利息が残って完済にならないことがあります。会員ページの「完済金額の確認」で、払う日を指定して金額を確かめてから払います。多く払った分の返し方は会社ごとに違い、振込での返金や次回の借入れへの充当などが案内されています。完済の手順や繰り上げ返済の効果は借金を一括返済するメリットと注意点|申し込み方と残高の確かめ方と借金の繰り上げ返済は得?利息が減る仕組みと返すタイミングで説明しています。
返済金の充当の順番。 払った金額を利息・遅延損害金・元本のどれにいくら充てるかは、契約書と受取証書に書かれています。遅れて遅延損害金が付いている月は、同じ額を払っても元本が思ったほど減らないことがあります。借入時のATM手数料が次回の返済で清算される会社もあるため、残高が思ったほど減らないときは、会員ページの利用明細の内訳を見ます。
払った記録を残す。 貸金業者は、返済を受けたときに、受け取った額を利息・遅延損害金・元本にいくら充てたかなどを書いた受取証書を渡すことになっています。口座への振込などで払った場合は、請求したときに限られます(貸金業法18条)。電子の明細を保存し、期日に払った証拠を手元に置いておきます。
会社ごとの詳細を公式ページで確かめる
返済日、返済額の率、手数料の細かい条件は、会社と契約日で変わります。次の場所で、契約している会社の最新の案内を見てください。
- 会員ページ・アプリの「返済」「完済金額の確認」「返済日の確認」の項目
- 公式サイトの「ご返済」「よくあるご質問」の返済方法のページ
- 契約のときに受け取った書面(極度額・利率・返済の方式・遅延損害金の定めなどが書かれている。貸金業法17条2項)
アコムの返済方法はアコムの返済方法|返済日・ATM・振込の選び方と遅れたとき、プロミスはプロミスの返済方法|返済日の決め方と返済方法ごとの違い・注意、アイフルはアイフルの返済方法|返済額・返済日の確認と遅れそうなときで、会社別に詳しく扱っています。返済方法を変えても、借金の総額は変わりません。返済額そのものが重いときは、返済方法ではなく、返済額と返済期間の見直しや相談先を考える段階です。銀行のカードローンなら、窓口と伝える内容を借金の返済を銀行に相談するには|銀行カードローンで伝える内容と文例に書いています。
よくある質問
Q. コンビニで返済できますか?手数料はかかりますか?
コンビニに置かれた提携ATMで返済できます。大手3社の公式案内では、提携ATMの手数料は取引額が1万円以下で110円、1万円を超えると220円(税込)です。セブン銀行・ローソン銀行のATMは、スマホのアプリを使うスマホATMで、カードなしで返済できる会社もあります。ATMの種類と手数料は、契約先の公式ページで確かめてください。
Q. 銀行振込で返済するとき、振込手数料は誰が払いますか?
大手3社の公式案内では、振込手数料は利用者の負担です。金額は振込元の金融機関によって違います。振込先の口座は会員ページに表示されることが多く、前に払ったときの口座が変わっていることもあるため、振込のたびに画面で確かめます。
Q. ATMで千円未満の端数が払えません。どうすればよいですか?
ATMは硬貨を扱わない場合が多く、千円未満の端数は入金できません。端数は「無利息残高」として残るとアコムとアイフルは案内しています。完済するときは、インターネット返済や銀行振込で端数まで払う方法が案内されています。
出典・参考にした公的な情報
- 貸金業法施行令 第3条の2の3(ATMの利用料のうち利息とみなされないもの)(e-Gov法令検索)(デジタル庁)
- 利息制限法 第6条(利息とみなされない費用)(e-Gov法令検索)(デジタル庁)
- 貸金業法 第17条第2項・第18条(契約書面・受取証書)(e-Gov法令検索)(デジタル庁)
出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。
この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。