カードローンの返済期間は最長何年?最低返済額だけ払う場合の目安
カードローンの返済期間は、大手3社の公式ページでは**最長で6年9か月(プロミス)から14年6か月(アイフル)**まで幅があります。実際の期間は、残高と毎月の返済額で決まります。筆者の計算では、残高50万円・年18.0%で最低返済額(約定返済額)の毎月1万3,000円だけを払うと、完済まで58回(4年10か月)かかり、利息は約25.1万円です。この記事では、公式ページが示す最長期間の読み方、最低返済額だけ払う場合の50万円の例、上乗せと追加借入で期間がどう変わるかを、計算の前提つきで示します。
公式ページが示す最長の返済期間
「カードローンの返済期間は最長で何年か」は、各社の公式ページに目安が載っています(2026年10月23日に確かめた内容)。どれも、約定どおりに返し、追加で借りない場合の目安です。
| 会社 | 公式ページが示す最長の返済期間・回数 |
|---|---|
| アコム | 返済金額の割合ごとに、4.2%以上は最長3年0か月(1〜31回)、3.0%以上は最長4年11か月(1〜51回)、2.5%以上は最長5年9か月(1〜60回)、2.0%以上は最長8年7か月(1〜89回)、1.5%以上は最長9年7か月(1〜100回) |
| プロミス | 最終借入後、原則最長6年9か月(1〜80回) |
| アイフル | 借入直後で最長14年6か月(1〜151回) |
この「最長」は、残高が大きい人や、返済額の割合が小さい人を含めた上限の目安です。アコムの表のとおり、毎月の返済額が残高に占める割合が低い契約ほど、期間は長くなります。 4.2%以上なら最長3年、1.5%以上なら最長9年7か月です。自分の返済期間は、自分の残高と毎月の返済額から決まるので、会員ページの返済予定表で確かめます。
最低返済額だけ払うと、50万円で58回・利息は約25.1万円
最低返済額だけを払い続けた場合を、残高50万円で計算しました(筆者の計算)。毎月の返済額はプロミスの公式ページが示す率(30万円超〜100万円以下は2.53%)で出した1万3,000円、年率は利息制限法の上限(10万円以上100万円未満は年18%)です。追加の借入れはしない前提です。完済は58回(4年10か月)、支払総額は751,057円、利息の総額は251,057円で、利息は元金の約5割にあたります。10万円・30万円・100万円の場合の回数と総額は、計算のやり方といっしょにカードローンの返済シミュレーション|残高スライド方式の計算の表にあります。
金利が違うと、同じ返済額でも期間は変わります。残高50万円・毎月1万3,000円で比べると、次のとおりです(筆者の計算)。
| 年率 | 完済までの回数 | 利息の総額 |
|---|---|---|
| 12.0% | 49回(4年1か月) | 約13.4万円 |
| 15.0% | 53回(4年5か月) | 約18.6万円 |
| 18.0% | 58回(4年10か月) | 約25.1万円 |
契約の年率は、会員ページか契約書の「貸付利率(実質年率)」で確かめます。利息の上限の決まりは借金の金利の上限は何%?利息制限法と出資法の数字を早見表でにあります。
契約の年率は、会員ページか契約書の「貸付利率(実質年率)」で確かめます。利息の上限の決まりは借金の金利の上限は何%?利息制限法と出資法の数字を早見表でにあります。
毎月の上乗せと追加借入で、期間はこう変わる
残高50万円・年18.0%・最低返済額1万3,000円を基準に、毎月の返済額を上乗せしたときと、追加で借りたときを比べます(筆者の計算)。
| 返し方 | 毎月の返済額 | 完済までの回数 | 利息の総額 | 基準より減る利息 |
|---|---|---|---|---|
| 最低返済額のみ | 13,000円 | 58回 | 251,057円 | — |
| 2,000円上乗せ | 15,000円 | 47回 | 198,327円 | 約5.3万円 |
| 5,000円上乗せ | 18,000円 | 37回 | 151,629円 | 約9.9万円 |
| 1万円上乗せ | 23,000円 | 27回 | 109,690円 | 約14.1万円 |
| 12か月目に5万円を追加で借りる | 13,000円 | 66回 | 306,776円 | 約5.6万円増える |
毎月5,000円を上乗せすれば、期間は21回(1年9か月)短くなり、利息は約9.9万円減ります。逆に、返済して残高が約43万円になった12か月目に5万円を借り足すと、返済額は変わらないまま完済が8回延び、利息は約5.6万円増えます。追加借入の習慣が続くと、この延びが何度も重なります。借入れと返済を繰り返してしまう場合の抜け方はカードローンの返済と借入の繰り返しを止めるには|自転車操業の抜け方で扱っています。
上乗せの効果が大きいのは、早い時期ほど元金に直接当たるためです。上乗せ返済の手続きと注意は借金の繰り上げ返済は得?利息が減る仕組みと返すタイミングに詳しくあります。
返済期間が長すぎると感じたときに見る数字
期間の長さそのものより、次の3つの数字で、今の返し方が続けられるかを見ます。
- 1回目の利息が返済額に占める割合。 50万円・年18.0%なら、最初の月の利息は7,500円で、返済額1万3,000円の約58%です。半分以上が利息のうちは、元金がほとんど減りません。
- 1年間で減る元金。 同じ条件で、最初の1年間に払う15万6,000円のうち、元金に当たるのは約7万2,000円です。年間の返済額のほぼ半分が利息になります。
- 完済予定の時期。 4年10か月後に、収入や家族の状況がどうなっているかを考えます。進学・転職・出産などの予定と重なるなら、その時期に払える額かを見ます。
どの数字も、会員ページの返済予定表で自分の契約の数字に置き換えられます。上乗せしても払えない月が出そうなときは、返済日を過ぎる前の相談が先です。順番はカードローンが返せないとき|延滞の前に業者へ相談する順番にあります。
返済期間は、債務整理の手続きの中で話し合って見直す道もあります。借金の額と収入で選べる手続きが変わるので、違いは債務整理の種類を比較|任意整理・個人再生・自己破産・特定調停の違いで確かめてください。
よくある質問
Q. 最低返済額だけ払っていても、元金は減りますか?
減ります。ただし、払った額の多くが利息に回る間は、減り方がとても遅くなります。筆者の計算では、残高50万円・年18.0%・毎月1万3,000円の場合、最初の1年間で15万6,000円を払って、元金が減るのは約7万2,000円です。残りの約8万4,000円は利息です。
Q. 自分の契約の返済期間は、どこで確かめられますか?
契約のときに受け取る書面には、極度額・利率・返済の方式・遅延損害金の定めが書かれています(貸金業法17条2項)。完済までの期間そのものは、会員ページの返済予定や、アイフルのように「返済期間の目安」を示す公式ページで確かめます。ただ、いずれも追加で借りないことが前提で、借り足せば期間は延びます。
Q. 返済期間の平均は何年ですか?
返済期間は、残高・金利・毎月の返済額の組み合わせで大きく変わるので、平均より自分の数字を出すほうが役に立ちます。この記事の表のように、残高と年率と毎月の返済額から、完済までの回数を計算してください。
出典・参考にした公的な情報
出典の確認日:2026-10-23。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。
この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。