ヤミ金・依存・追い詰められたとき / 制度解説

買い物依存症の自助グループとは?参加の仕方と家族の会の探し方

この記事のもくじ
  1. 自助グループとはどんな場所か
  2. 買い物の自助グループを探す:3つの順番
  3. 初めて参加するときの流れと確かめること
  4. 家族向けの集まり
  5. 自助グループだけで終わらせない

買い物依存症の自助グループは、同じ悩みを持つ人が集まって体験を語り合う、当事者の集まりです。ただ、国の機関(依存症対策全国センター)の自助グループ一覧には、アルコール、薬物、ギャンブルの団体が載っていますが、買い物に特化した団体は載っていません。そのため、買い物で参加先を探すときは、地域の精神保健福祉センターや保健所に聞くところから始めるのが、確実な入口です。

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自助グループとはどんな場所か

依存症対策全国センターは、自助グループを、同じ問題を抱える人やその人を大切に思う家族らが自主的に集まり、似た立場や経験を持つ仲間と出会い、助け合える場所と説明しています。体験談や思い、情報、知識を分かち合うことで、気づきや癒し、希望、問題解決のヒントを得る人が多いとされています。

特徴をまとめると、次のとおりです。

項目 内容(依存症対策全国センター、厚生労働省の説明)
運営 原則として、当事者以外の専門家に運営を任せない独立したグループ
始まり 1935年に米国でアルコール依存症の人たちが作ったAA(アルコホーリックス・アノニマス)が最初
開催 家族会は、週1回、月1回など、定期的に開くところが多い(厚生労働省)
医療との関係 医療機関での治療と並行して参加できる
公的か民間か 民間の団体。公的な相談窓口ではない
図解:3つの窓口の役割の違い
窓口 扱うこと 買い物で借金がある人にとっての使いどころ
精神保健福祉センター・医療機関 やめられない理由への向き合い方、診断・治療 最初の相談と、必要なら治療
自助グループ 当事者どうしの体験の分かち合い 孤立を避け、続ける場所を持つ
財務局・弁護士・司法書士 借金の整理 支払いの整理(自助グループでは扱わない)

買い物の自助グループを探す:3つの順番

買い物に特化した集まりは、依存症対策全国センターの自助グループ一覧(アルコール、薬物、ギャンブルの計10団体)には載っていません。そのため、公的な一覧からは見つかりにくく、次の順で探します。

  1. 精神保健福祉センター・保健所に電話する。 厚生労働省は、利用したい自助グループがあるかは、市区町村、保健所、精神保健福祉センターに問い合わせるよう案内しています。
  2. 依存症対策全国センターの自助グループ一覧で、近い分野を確認する。 ギャンブルの集まり(GA、ギャマノンなど)に、買い物の悩みを持つ人が参加できるかは団体ごとに違います。参加の前に、各団体の窓口に「買い物の悩みでも参加できるか」を聞いてください。
  3. 医療機関のグループプログラムを聞く。 依存症の専門治療を行う施設によっては、似た境遇の人と一緒にグループで行う心理療法があります。買い物の問題を診ているかは、受診前に電話で確認してください。

窓口へ聞くときの言い方の例です。

文例(精神保健福祉センター・保健所へ):「買い物がやめられず借金も増えて困っています。買い物の悩みを持つ人が参加できる自助グループや、地域の集まりを知っていたら教えてください。」

文例(ギャンブルの団体の窓口へ):「ギャンブルではなく買い物で借金が増えています。このような悩みでも、見学や参加はできますか。家族が参加する場合はどうなりますか。」

文例(医療機関へ):「買い物がやめられない悩みで受診したいのですが、診てもらえますか。グループで行うプログラムはありますか。」

初めて参加するときの流れと確かめること

自助グループによって形式は違いますが、初めて参加する流れは次のようになります。

  1. 団体のサイトか電話で、開催日時と場所、オンライン参加の有無を確かめる
  2. 参加できる対象(当事者のみか、家族も可か)を確認する
  3. 初回は、話さず聞くだけでもよいか聞く
  4. 当日は、住所や勤務先などの個人情報を求められた場合に、何のために使うかを確認する

依存症対策全国センターの一覧では、AA、NA、GAのように、当事者以外の人も参加できる「オープンミーティング」を設けている団体もあります。見学のつもりで行ける回があるかも、団体ごとに確かめられます。

参加前にこの点も確かめておくと安心です。

  • 参加費や会場費、寄付の扱い(団体ごとに違う)
  • 発言の内容を外に漏らさない約束があるか
  • 連絡先を交換する・しないの決まり

自助グループは民間の団体で、効果を保証するものではありません。次のような場合は、参加を続けず、消費生活センター(188)に相談してください。

  • 高額な参加費や教材の購入を求められる
  • 断っても勧誘が続く
  • 身分証、口座、カードの情報を求められる

家族向けの集まり

家族が買い物による借金に気づいたときの支えとして、依存症全般では、家族会や家族の自助グループがあります。厚生労働省は、家族会・家族の自助グループを、依存症者を家族に持つ人たちが悩みを分かち合い、支え合う会と説明し、連絡先や入会方法は精神保健福祉センター、保健所、市町村で教えてもらえるとしています。

依存症対策全国センターは、家族が受けられる支援を、専門機関による支援と自助グループの2つに分けています。精神保健福祉センターは、個別相談のほか家族教室を開くところが多いとされています。熊本県の精神保健福祉センターのように、依存症全般の家族を対象にした家族ミーティングを毎月開いている例もあります。買い物の悩みの家族が参加できるかは、センターに確かめてください。

ギャンブルの家族向け団体のギャマノンやGAFAは、ギャンブルの問題を持つ人の家族を対象にしています。買い物の問題で参加できるかは、団体に聞いて確かめてください。

自助グループだけで終わらせない

自助グループに通い始めても、借金は自動的には減りません。支払いの整理は、次の順に進めてください。

  1. 支払いを一覧にし、新しい借入れ・カード利用を止める(買い物依存症で借金が増えたとき|相談窓口と支払いの整理の手順)
  2. 財務局や消費生活センターに、整理の進め方を相談する(借金の相談窓口はどこ?公的な窓口の番号・受付時間と選び方)
  3. 返済が難しいなら、弁護士や司法書士に債務整理を相談する

ギャンブルの場合の回復の進め方はギャンブル依存症と借金|治療・相談の窓口と回復の進め方に、家族の動き方は家族のギャンブルの借金|肩代わりの前に知る相談先と貸付自粛制度にまとめています。投資やFXの損失で借金を抱えた場合は、次の記事投資やFXの失敗で借金を抱えたら|返済の整理と免責の注意に続きます。

よくある質問

Q. 自助グループに参加すれば、買い物依存症は治りますか?

効果を約束できる団体や方法はありません。自助グループは、同じ問題を抱える人が体験を分かち合い、気づきや問題解決のヒントを得る場で、医療機関での治療と並行して参加することもできます。治療や診断が必要かは、医療機関や精神保健福祉センターで確かめてください。

Q. 買い物依存症の自助グループに参加すると、借金も整理してもらえますか?

自助グループは当事者が体験を語り合う集まりで、借金の整理や返済の代理はしません。借金の整理は、財務局の多重債務相談窓口や弁護士・司法書士に別に相談します。自助グループと借金の窓口は、役割が違うので両方使うのが基本です。

Q. 家族だけで参加できる集まりはありますか?

依存症全般では、家族だけが参加する家族会や家族の自助グループがあります。ギャンブルの家族向けにはギャマノンなどがありますが、買い物に特化した家族会は、国の機関の一覧には載っていません。精神保健福祉センターの家族教室や家族会を、先に問い合わせてください。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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