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自分の借金を調べる方法|借入先と残高が分からないときの確かめ方

この記事のもくじ
  1. 3つの方法で分かること・分からないこと
  2. 方法1:通帳・カード明細・郵便物から借入先を拾い出す
  3. 方法2:信用情報機関に開示を申し込む
  4. 方法3:分かった借入先に取引履歴を請求する
  5. それでも分からない借入(個人間・ヤミ金・後払い)の扱い

自分の借金を調べる方法は3つあります。①通帳・カード明細・郵便物から借入先を拾い出す、②信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に開示を申し込む、③分かった借入先に取引履歴を請求する、の順に進めると、借入先と残高がほぼ確かめられます。ただし個人間の借入やヤミ金は信用情報に載らないので、手元の記録で補います。この記事では3つの方法を手順で示し、それでも分からない借入の扱いを書きます。

3つの方法で分かること・分からないこと

方法 分かること 分からないこと 申し込める人
①通帳・明細・郵便物 毎月の引き落とし先、カードのリボ・キャッシング、督促を送ってきた会社 引き落としでない返済、止まっている借入 本人
②信用情報の開示 加盟している会社との契約・残高・返済状況・延滞などの記録 加盟していない相手(個人・ヤミ金など)、別の機関だけにある記録 本人、代理人、亡くなった人の相続人など
③取引履歴の請求 その業者との借入と返済の全記録(いつ、いくら) ほかの業者の借入 債務者・元債務者、相続人、代理人(弁護士・司法書士など)

①で心当たりを集め、②で漏れを探し、③で金額を確かめる、という役割分担です。相談の場では、ここで作った一覧がそのまま使えます(借金の相談に持っていく書類と準備)。

自分の借金を調べる3つの手順
  1. 手元の記録:通帳の引き落とし/カード明細/郵便物・メール・アプリ → 借入先の候補リスト
  2. 信用情報の開示:CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センターの3つ → 候補リストの漏れを埋める
  3. 取引履歴の請求:分かった借入先ごと → いつ・いくら借りて返したかを確かめる

方法1:通帳・カード明細・郵便物から借入先を拾い出す

最初にお金をかけずにできるのが、手元の記録の見直しです。次の順に探して、会社名を紙に書き出します。

  1. 通帳の引き落とし:直近1年分の通帳かネットバンキングの明細で、毎月同じ日に引かれている会社名に印を付ける。カード会社名の引き落としは、その中にリボ払いやキャッシングが含まれていることがあります。
  2. クレジットカードの明細:「リボ」「キャッシング」「分割」の行を探す。会員サイトやアプリで過去の明細を見られる会社もあります。
  3. 郵便物・メール・アプリ:督促状、返済予定表、債権回収会社からの通知、スマホに入っているローンや後払いのアプリ。
  4. 財布の中のカード:使っていないローンカードやキャッシング機能付きのカードも、残高があるかもしれません。

ここで見つかった会社は、まだ「候補」です。完済したつもりの借入に残高があったり、別の会社に債権が移っていたりすることがあるので、方法2・3で確かめます。

方法2:信用情報機関に開示を申し込む

信用情報機関は、加盟している会社との契約や返済の記録を持っていて、本人は自分の記録の開示を申し込めます。日本には CIC、JICC(日本信用情報機構)、全国銀行個人信用情報センターの3つがあり、加盟している会社や持っている記録の範囲がそれぞれ違います。

延滞などの記録は3機関の間で交流されていますが、開示は機関ごとに申し込む仕組みです。JICC と全国銀行個人信用情報センターは、自分のところの開示書には他の機関の情報は含まれないと案内しています。借入先を漏れなく探したいなら、3つとも開示するのが近道です。

申し込むときのコツは次のとおりです。

  • 借りたときの電話番号を書く:CIC の郵送の開示は、カナ氏名・生年月日と、電話番号か運転免許証番号で照合し、住所は使わないと案内しています。引っ越しや番号の変更があった人は、旧番号を申込書に書いておきます。
  • 開示書で見る欄:会社名、契約の種類、残高、返済状況(延滞・異動の記録)、契約の終了の有無。完済していても契約が終わっていないカードは、記録が残っています。
  • 最新の受付方法を確かめる:各機関は受付方法の変更や遅れをお知らせで告げることがあり、結果が届くまでに日数がかかる時期もあります。申込みの手順・手数料・いまの受付状況は信用情報の開示のやり方にまとめているので、申し込む前に確かめてください。

信用情報に載らない支払いもあります。CIC は、口座振替で払っている公共料金の延滞は登録されず、クレジットカード払いならそのカードの延滞として登録されると説明しています。税金・国民健康保険・家賃の滞納は、通帳と届いた通知から拾います。

方法3:分かった借入先に取引履歴を請求する

借入先が分かったら、その会社に取引履歴を求めます。貸金業者は債務者ごとの帳簿を備える義務があり(貸金業法19条)、借りている人や借りていた人は帳簿の閲覧・謄写を請求できます。業者は、権利行使の調査が目的でないことが明らかな場合を除いて、これを拒めません(同法19条の2)。帳簿は最終の返済期日などから少なくとも10年保存されます(同法施行規則17条)。

  1. 会員サイト、または契約書・明細に書かれた問い合わせ先の電話で「取引履歴の開示をお願いしたい」と伝える。
  2. 本人確認の方法、届く方法(郵送かダウンロードか)、費用の有無を聞いてメモする。
  3. 届いた履歴で、最初に借りた日、借りた額と返した額の流れ、いまの残高、最後に返した日を確かめる。

取引履歴は、相続人や、本人から頼まれた弁護士・司法書士も請求できます(同法施行規則17条の2)。長い取引がある人の履歴は、過払い金の調査にも使います。履歴の読み方と請求の文面は過払い金の調査に必要な取引履歴の取り寄せ方にまとめています。

それでも分からない借入(個人間・ヤミ金・後払い)の扱い

信用情報にも業者の帳簿にも出てこない借入は、自分の記録で残すしかありません。

  • 家族・友人・知人からの借入:振込の記録、LINE やメールのやり取り、借用書を集め、相手・時期・額・返した額を一覧にします。債務整理の中での扱いは個人間の借金も債務整理の対象かで説明しています。
  • 登録業者かどうか分からない相手:金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで、会社名や登録番号を調べられます。登録番号を答えない業者は無登録の可能性が高く、架空の番号や別の登録業者の番号を使って登録業者を装う例もあると、金融庁は注意を呼びかけています。番号を言われても、検索サービスで会社名と番号が一致するかを確かめます。
  • ヤミ金・SNS の個人間融資・給与ファクタリング・後払い現金化:金融庁は、ヤミ金融から連絡があっても応じず、警察などに相談するよう案内しています。脅されている、家族や職場に連絡されているなら、ヤミ金の被害を警察に相談するときの対応と相談先を先に読んでください。

調べた結果をまとめたら、借入一覧として相談に持っていけます。相談の場で何を聞くかは債務整理の相談で聞くことの確認表に、相談先の選び方は借金の相談はどこにするかにまとめています。

よくある質問

Q. 信用情報の開示書に何も載っていなければ、借金はないと考えてよいですか?

そうとは限りません。信用情報機関に加盟していない相手(家族・知人、ヤミ金など)からの借入や、税金・家賃の滞納は載りません。契約が終わってから年数がたった記録は消えていくので、昔に完済した借入は通帳や取引履歴で確かめます。

Q. 昔の電話番号で借りた借入も、信用情報で見つかりますか?

CIC は郵送の開示で、カナ氏名・生年月日と電話番号か運転免許証番号で照合し、住所は使わないと案内しています。借りた当時の電話番号が今と違う人は、申込書の旧電話番号の欄に分かる番号を書いておくと、照合の漏れを減らせます。

Q. 亡くなった家族の借金も同じ方法で調べられますか?

信用情報機関は、法定相続人などからの開示を受け付けています。必要な書類と対象になる人の範囲は機関ごとに違い、手順は[家族の借金を調べる方法](/kazoku-chousa/)で説明しています。

出典・参考にした公的な情報

出典の確認日:2026-10-24。制度や受付条件は変わることがあります。手続きの前に、各窓口の最新の案内を確認してください。

この記事は一般的な情報で、個別の法律判断・医療的な診断をするものではありません。

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